職場の人間関係について

職場の人間関係ほど難しいものはない

皆様、こんにちは。今回は仕事の内容そのものではなく、働く環境面に対してフォーカスを当ててお話したいと思います。

 

働いていく中で最も重要視されるのが、人間関係だと言っても過言ではありません。しかしこの人間関係が円滑かつ良好だという人は少ないかと思います。多くの人が職場の人間関係に悩まされ、場合によっては心身を病んでしまうまで追い込まれてしますケースも度々見受けられます。

 

私も多くの人と出会いましたが、その都度人間関係には苦労した経験があります。読者の方の中にも現状人間関係に悩んでいる人もいらっしゃると思いますが、自身の体験談で少しでも現状を脱却するヒントになりましたら幸いです。

自身の体験談①上司・先輩編

<冷血・無関心上司>

過去私の上司であった人で冷血で無関心な上司がいました。その方は物凄く成果主義の傾向が強く、やるべきことをきちんとやり遂げる部下に関してはある程度温情があるのですが、成績が悪くやるべきことが出来ていない部下に対しては露骨に冷血で無関心な人でした。

 

当時私はチームの中でも成績が悪く足を引っ張っていましたので、その上司からすると足手まといであったと思います。こいつは能力が低いと判断され期待されていないとのをひしひしと感じていました。

 

私が無能だったのが悪いのですが、新しいプロジェクトは外され、日々の数字に関しても興味を持ってくれてはいませんでした。入社して早々に育成を諦められていました。

 

そういった中でも私は淡々と仕事をしていたのですが、やはり育成を満足にして頂けなかったのは辛く、分からないことが多いうえに同僚より遅れて情報が入ってくることは自分では屈辱でした。

 

また昼食時など全く関係のない時間の雑談ですらも私の言うことは満足に聞いてくれる素振りはなく、気まずい沈黙の時間が長かったという思い出があります。

 

仕事の能力としては素晴らしいものをお持ちの人だと今でも思っていますが、やはりどこか温かみのある人間的な魅力を持った人でないと仕事を一緒にしていくことは苦痛だと思います。

 

適切なアドバイスかどうかは分かりませんが、このような人に効果的だったのが知らないであろう一面を見せることです。能力が高い人ゆえに早々に人を見切ってくるタイプなのですが、実際のところ短期間で人の全てを見極めるのは不可能に近いです。

 

よって上司が知らない知識や手法を実践してみることでそういう一面もあったのかと少し見方が変わるかも知れません。

 

余談ですが退職して数年後にたまたま用事があり、ビジネスラインを送ったのですが既読スルーされました笑

 

<手を離してくる上司>

私がとあるプロジェクトを遂行していた時の話です。禁止はされていませんが手法の中で業界的にグレーなことを直属の上司指示のもと進めていました。

 

プロジェクトも完了間近だというある日、メーカーより社長のもとへ私が業界的にグレーなことをしているとクレームが入りました。

 

すぐに役員会議があり誰の指示で私がこういう手法を行っているのかなど時系列も含めて確認がありました。商社でしたのでメーカーを怒らせてしまうと仕入れ先がなくなってしまいますので、社長含め役員一同は大慌てでした。

 

私が指示を受けた直属の上司は役員の一人だったのですが、役員会議では私が独断で行ったことにされていました。見事に手を離されスケープゴートにされてしまった格好です。

 

その後色々な方面に対し「私は独断でやっていない。上司の指示で行った。」と弁明して回ったのですが、どなたもあまり聞く耳を持ってくれず一介の平社員と役員の力の差を思い知りました。

 

私はその上司のことを尊敬していましたし、決定的な場面でも守ってくれると信じていましたので、非常に落胆し人間不信に陥りそうでした。その時に学んだのはやはり人は上辺だけの付き合いでは本質的なことは何も分からないといったことでした。

 

今になって振り返ると、その上司としては役員内での自分の立場を失墜させたくないとか平社員が独断でやったことにした方が波風立たず着地しやすいと踏んだのだろうと冷静に振り返ることも出来るようになりましたが、当時は一言くらい謝ってくれても良いのにと思ったものです。

 

それからというもの何となく上司との関係性もギクシャクとし仕事もやり辛くなりました。上司が退職するまでの数年間はお互いに距離を取りながら話をしていた記憶があります。このようなタイプの上司には円滑に仕事が回るのであればあまり深入りしないことを推奨します。

 

ちなみに役職者のカテゴリーの中でお話しした上司は決定的な場面では手を離してはいけないといったことはこの体験からあります。

自身の体験談②同僚偏

<悪口大好き同僚>
毎朝誰かの悪口から一日がスタートする同僚がいました。その人はもはや無意識に近いのでしょうが、聞いている方はたまったものではありません。しかも同調しないと機嫌が悪くなります。

 

私は仕事時間中は仕事に集中したいタイプなので、悪口や愚痴は終業後に聞くからといったスタンスでしたが、それが不満なのか終業後には私を誘わず飲みに出掛けて居酒屋で今度は私の悪口を言うのです。

 

しかし当然のことながら一緒に出掛けたメンバーの中には私が懇意にする人もいるわけですから、人伝えに自分の悪口を言われていることが分かり、その人に対する信用は無くなっていました。

 

とは言えその人はお構いなしに毎日誰かの悪口を言い続けます。同じフロアで仕事をしないといけない以上、適度にご機嫌を取りながらほどよい距離感を保つことは大変でした。

 

最後はたまたま全然関係のない理由で私が退職することで縁が切れましたが、このような境遇な人は多く存在するのだろうなと思いました。

 

こういった方に対するアドバイスは非常に難しいのですが、出来るだけ仕事の内容に話を誘導していくことが挙げられます。露骨に無視したりあまり話を聞かなかったりすると機嫌が悪くなると思いますので、なるべく「そう言えば、あの仕事内容なんだけど~」と自分の仕事の中身に誘導してみてください。

 

中にはこういった人が複数いる職場もあると思いますが、そういった職場の場合は思い切って職場自体を変えてしまった方が良いかも知れません。

<マウントを取りたがる同僚>

世の中にはマウントを取って他人より優位に立ちたいという心理の方が少なからずいます。同僚の中で上司に気に入られたいが為に常に行動している人がいました。

 

他の同僚に対して、自分はこんなことが出来てこういうところが評価されていると吹聴していました。極めつけは役職の高い人に媚びを売り、あの人は自分のことを良く知っていると周りに言うという完全に虎の威を借りる狐状態です。

 

聞いている方からするとだから何?という感じだったのですが、このような同僚と一緒に仕事をしていると同じポジションなのにも関わらず、常に上から目線で謎の余裕を醸し出されるため非常に仕事がやりにくかった記憶があります。

 

このようなタイプにはこちらが冷静になり表向きは凄いね!と共感してあげて、裏ではハイハイと流していくことが効果的だと思います。強い対応が出来るのであれば、マウントを取り始めたら無視するのも良いでしょう。

職場の人間関係に悩む人の特徴

いくつか自身の体験談を取り上げさせて頂きましたが如何でしたでしょうか。

 

あまり詳細まで書き過ぎるとその人が特定される可能性もありますのでこれ以上は控えさせて頂きますが、他にも八方美人タイプやお節介タイプの人など様々な人がいました。おそらく皆様の職場でも一人や二人いるのではないでしょうか。

 

こういった職場の人間関係に悩む人の特徴として私が挙げたいのは、

根が真面目で優しくて思いやりがある人

です。

もしこの記事をご覧になっている方で職場の人間関係に悩まれている方がいらっしゃいましたら、間違いなく貴方は真面目で優しい人です。

 

貴方が真面目で優しい人だからこそ悩むのです。

 

他人に対して思いやりを持てて優しい人ほど自分で何とかしていかないという気持ちが強く、他責思考よりも自責思考が強くなります。そしてそういった人ほど総じて悩んでいます。

 

ですから逆に是非自信を持ってください。貴方は優しくて思いやりがある人です。

自分の選択肢を増やす

よく人間関係で悩んでいる人向けに他人は変えられないから自分自身が変わろうというフレーズを良く耳にすると思います。しかしながら自分を変えることはすごく難しいと思いませんか?

 

悪いのは自分ではなく相手なはずなのに何故自分が変わらないといけないのだという心理が働きますし、長年培ってきた自分の性格や思考をいきなり変えることは難しいと思います。

 

私はこれを変えていくためにはステップを踏んでいく必要があると考えます。このステップとして私が挙げたいことが自分の選択肢を増やすということです。

 

この選択肢とは思考の選択肢を増やすこともそうですし能力やスキルの選択肢のことを指します。これは残念なことですが同じ職場である以上、どこかその人と同じレベル感の領域の部分があるはずです。

 

特に思考はパターン化されやすいので、この人はああいう思想でこういうことを言ったらこういう反応をするといった具合に出会った人には刷り込まれています。この思考を変えるという行為はいきなりだと前述したように非常に難しいため、まずは思考の選択肢(パターン)を増やしてみてください。

 

そうすることによって職場の人にあの人はああいう考えも出来るんだと印象が変わって来ます。

 

また能力やスキル面においても出来ることを増やしていくことで一目置かれるようになってきます。新たな仕事を上司に認められ環境が変わり、その人と一緒に仕事をすることが無くなるかも知れません。

 

自分を変えるというとハードルが高いと思う人もいるかも知れませんので、自分の選択肢を増やすという軽い気持ちで是非取り組んでみてください。

まとめ

今回は職場の人間関係についてお話させて頂きました。仕事をしていく以上、少なからず他人との関わりは発生します。そういった中で合う人もいれば合わない人も存在することでしょう。

 

もし悩まれている方がいらっしゃいましたら月並みな言葉にはなりますが、

相手の土俵に乗らず、出来るだけ気にしないようにする。

上記の言葉を送りたいと思います。

また本ブログの目的は全ての社会人の方が仕事をやり易くしていくことを目的とし立ち上げましたので、もし個人的にお悩みがある場合はどうぞお気軽にお問い合わせ欄から詳細のメールを頂ければと思います。

 

微力ながら皆様に少しでもお力添えが出来ましたら幸いです。



この記事を書いた人

TGP

はじめましてThree-G-Partners(スリージーパートナーズ)ことTGPです。元サラリーマンの視点から現代的な働き方を中心に、様々な情報を発信していきます。また個人事業主様及び中小企業様向けに経営コンサルティングも行っておりますので、ご興味が御座いましたらお問い合わせページよりご連絡ください。
出身地:徳島県
趣味:寺社仏閣巡り・将棋
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