出世するための条件を掴んでおく
皆様、こんにちは。
今回は前回の出世するために必要なマインドに続きまして、具体的なテクニックについて紹介をさせて頂きます。
もし前回のマインド編についてご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、是非マインド編の方もご覧になって頂けましたら幸いです。
皆様が思い浮かべる出世や昇進をする人とはどのような人でしょうか?
仕事が出来る人はもちろんそうでしょうが、世渡りが上手い人、上司に媚びる人、人脈を作るのに長けている人、ずる賢い人など様々な人を思い浮かべると思います。
しかしそういった人達の中で共通していることがあります。
それが上司や会社の期待に応えることが出来ているということです。
出世や昇進をするためには自分の評価をする人の期待に応えるといったことが必要不可欠です。
そのためには自分の評価をする人が何を求めて、何に期待しているのかを明確に掴む必要があります。
具体的には現段階でどこまでのことを成果として出せば出世や昇進に繋がるのかを、自分自身でしっかりと調査しておくことが重要です。
本人が望んでいるのにも関わらず出世や昇進が遅い人を見ていると、この部分の調査不足により、求められていないことをやってしまったり、逆に求めていることが出来ていなかったりするのが散見されます。
会社の人事制度や上司により評価は多様だと思いますが、どのような場合であれ出世するための条件を明確に掴んでおくことが必要です。
またこれは優秀な方に意外に多いのですが、自分の領域以上のことを進んでやってしまうということが挙げられます。
組織は人それぞれに役割があります。
一般社員は一般社員の役割があり、役職者には役職者の役割があります。
その役割を逸脱して自分の領域以上のことをしても組織は評価してくれません。
出世するための第一歩として、自分の領域内で100%以上の成果を出すといったことをまず前提として持っておいて頂ければと思います。
綺麗ごとだけでは出世は出来ない
具体的なテクニックに入る前にもう一点だけ前置きをさせて頂きます。
それは綺麗ごとだけでは出世は出来ないということです。
これを言い換えると正攻法だけでは駄目だということです。
出世していくに連れ様々な課題や問題が勃発しますが、全ての案件が正攻法だけで解決出来るほど甘くはありません。
時にはずる賢さも要求されます。
これは問題解決だけではなく人間関係にも言えることです。
政治家を見ていると分かると思いますが権力を持つにつれ、〇〇派といって派閥が出来てきます。
出世して偉くなっていくと足の引っ張り合いになって来ます。
自分の味方をいかに増やして相手の足を引っ張るかという世界です。
そういった時に正攻法しか知らず頭が固いと他者に足を引っ張られてしまいます。
ですから正攻法だけではなく変化球的な立ち回りも必要です。
誤解の無いように伝えておきますが、出世するために他者の足を引っ張れと言っているわけではなく、出世していく過程の中でそういったことが大なり小なり発生するということです。
その時に足を引っ張られても負けない体制を今の内から作ってください。
そのためには綺麗ごとだけの正攻法での解決だけではなく、変化球的な解決方法も身につけることが必要です。
出世するための具体的なテクニック6選
出世や昇進をするためのテクニックは幾つかあると思いますが、その中で私が厳選したテクニックを以下にて6点ほど紹介させて頂きます。
- 出来るだけ上司との時間をつくり密なコミュニケーションを取る
- 人との関係性を大切にする
- 与えられた領域で100%以上のパフォーマンスをする
- 会社にとって有益な提案を行う
- 常に大局的な視点で物事を考える
- 数字に強く論理的な思考を持つ
各項目の補足説明をさせて頂きますと、まず最初の上司と密なコミュニケーションを取ることですが、評価する上司も人間ですので心情的に高評価を得られる体制を作っておくことが大事です。
そのためには上司に対して密なコミュニケーションを取り関係性を深めておくことが必要です。
皆様の上司の中にはとんでもない上司や尊敬できない上司などがいるかも知れませんが、評価する人である以上は仲良くしておいた方が無難です。
出世するための道具として上司を上手く使ってみるのも一つの手かも知れませんよ。
次に人との関係を大事にすることですが、これは会社内だけに留まらず出会った全ての人との関係性を大事にするように心掛けてください。
縁の力というものは大きなものでどこで誰が繋がっているか分かりません。
人との出会い、縁、そういった関係性を大事にしていくことで出世もそうですがまた新たな道が開けてきます。
与えられた領域で100%以上のパフォーマンスをすることは冒頭で触れたとおりです。
会社にとって有益な提案を行うことはライバルとの差別化に繋がります。
常に大局的な視点で物事を考えることですが、これは上に立てば立つほど広い視野で物事を捉えないといけなくなりますので、早い段階からトレーニングも兼ねて実践しておいた方が得策です。
数字に強く論理的思考を持つことも同様で、上に立つと色々な数字を読み取る力が求められます。
また感情論だけでは人を動かすことは出来ませんので論理的思考が必要です。
まとめ
今回は前回のマインド編に続きまして出世するためのテクニックについて紹介しました。
これらは実際に私が実践していたことや会社員時代に出世や昇進が早かった人の考えや行動を参考にしましたので、是非試して頂けましたら幸いです。
マインド編の最初で触れましたが出世や昇進は半分が実力、もう半分は運が影響します。
やれることを一生懸命にし、十分な成果を出したとしても出世に時間が掛かる場合もあります。
そういった時でも長い目で状況を省みて一歩ずつ前進していくことが大事です。
今回マインドとテクニックを紹介しましたが、どちらか片方だけではなく両方とも必要です。
気持ちだけでも駄目、技術だけでも駄目だということです。
マインドとテクニックの両方を兼ね揃えた方は、皆に尊敬され人間的に魅力溢れた上司になることと思います。