トレンド①メタバース
皆様、こんにちは。
今回は完全に個人的見解による今年のトレンド予測についてお話させて頂きます。
一つのエンタメ要素として読み流して頂けましたら幸いです笑
まず一つ目のトレンドですがメタバースを挙げさせて頂きたいと思います。
昨年あたりから急に騒がれ始めたメタバースという言葉を皆様はご存じでしょうか?
平たく言うとオンライン上で人々と繋がれるデジタルの仮想空間です。
この仮想空間上で人々はコミュニケーションを図ったり、ゲームを一緒にプレイしたり、ビジネスのデータ交換や現実の物品を購入したりといったことが可能です。
身近なところで言うと任天堂の「あつまれどうぶつの森」が日本におけるメタバースの先駆けとも言えるかも知れません。
自分分身となるアバターを作成し、無人島の住民として生活をしていくゲーム。島を発展していく過程の中で住民とコミュニケーションを図ったり、様々なイベントに参加してみたり、DIYで物づくりに挑戦したりすることが可能。
元々メタバースの構想自体は数年前から進んでいたようですが、ここ最近で一気に表面化して来ました。
この要因として考えられることが二つあると私は考えます。
まず一つ目はフェイスブックが社名をメタ(Meta)に変更したことです。
これはメタバースを強調していく意味と捉えることが出来ます。
さらにフェイスブックはメタバースに関して大きな投資をしていくことも表明しています。
突然の社名変更に多くの投資家やビジネスマンが注目したことは間違いないでしょう。
二つ目は新型コロナウイルス感染症の蔓延により仮想空間にフォーカスが当たった点です。
物理的な交流や接触が制限されている中、現在のリモートワークに代表されるような文字と映像主体のスタイルからもう一段階進化することが注目されています。
メタバースを活用することにより、個人をより立体的に表現することが可能となりコミュニケーションの精度が上がることが期待出来ます。
また仮想空間上で出会った方にサービスの提供や物品を販売することで新たなビジネスチャンスが生まれて来ます。
企業は今の内から仮想空間上の新たなビジネスモデルの戦略を打ち立てておくべきだと思います。
このような要因もあり今後急速にメタバースに対して関心が集まり注目されていくことが予測されます。
トレンド②NFTアート
続いては注目しているのはNFTアートです。
NFTアートの前にまずNFTとは何か?ということについて説明します。
NFTとはブロックチェーン(ブロックを鎖状に繋げたデータベース)上に記録される代替不可能なデータを指します。
ビットコインなどの暗号通貨とは異なり、相互交換が不可能なため代替出来ないデータです。
この代替不可能なデータとデジタルアート紐づけたもの、それがNFTアートです。
デジタルアートはこれまで簡単に偽造やコピーが出来るため資産価値が低いことが課題でした。
しかしこのNFTの登場によってアナログアートだけではなくデジタルアートにも唯一性を持たせることができ、大きな資産価値が生まれることになりました。
特にデジタルを主とするアーティストの方々には正に光明の一筋だと言えます。
現在NFT化が進んでいるコンテンツとしては、デジタルアートのほかにトレカ、音楽、ゲーム、漫画などが挙げられます。
日本においてはアイドルのトレーディングカードの発売、音楽のメロディーの発売そして漫画における原画のNFT化などが既に行われています。
私がNFTアートをトレンドとして予測している理由が二つあります。
一つ目の理由は投資家が先行利益を得ようとする動きが活発であるからです。
NFTマーケットでは仮想通貨が主です。
ご存じのとおり仮想通貨の代表格であるビットコイン市場が堅調なこともあり、当面仮想通貨は盛り上がりを見せるでしょう。
仮想通貨での購入・販売となるNFTアートはその恩恵にあやかると思います。
そして二つ目ですが資産価値としての認識が徐々に浸透していくからです。
既に多くの人がアナログの作品と同様の価値を見出し、NFTアートを積極購入する動きが見られています。
今後有名人や資産家がブランドイメージ向上や新たな資産として保持することが浸透していけば、おのずと一般人にも浸透していくことでしょう。
以上のようなことから今後NFTがトレンドとして取り上げられる可能性は高いと考えています。
トレンド③宇宙ビジネス
最後は宇宙ビジネスです。
昨年2021年12月にZOZO創業者の前澤友作さんが宇宙旅行に行ったことは記憶に新しいと思います。
民間人が必要経費を全額負担し宇宙旅行へ出掛けるといったことは並大抵ではなく、ただただ尊敬するばかりです。
ここで言う宇宙ビジネスとは、上記のような宇宙旅行に加え人工衛星の打ち上げやロケットの開発など宇宙に関わる幅広いビジネスのことを指します。
そして実はこの宇宙ビジネスですが20年後には100兆円規模になると予想されている超成長市場なのです。
しかし日本で宇宙産業、宇宙ビジネスと今一つピンと来ない人も多いでしょう。
それもそのはず日本での宇宙関係の利用サービスは拡大傾向にはありますが、宇宙機器においては欧米産が多くまだまだ発展途上と言えます。
また日本自前のロケットによる商業衛星市場の参入も2015年と比較的最近の出来事です。
自動車や飛行機、船など乗り物をはじめ他の分野の産業機器ににおいては決して他国に引けを取らない日本ですが、宇宙業界となると何故こんなにも他国に遅れを取るのでしょうか?
それはひとえに日本人の国民性とも言えるでしょう。
日本人は宇宙に関してどこか夢物語と捉える節があります。
現実的ではない夢の世界で手が届かないため、自分は現実的なことをしようという思考回路の人が多いと思います。
前述の前澤さんが宇宙に行かれたニュースを聞いて私はワクワクしたのですが、残念ながら少なからず批判的な意見も目にしました。
「金持ちの道楽だ。」などと言って、その目的ではなく多額のお金を使うという手段に目を向ける人がいました。
こういった思想の方が増えてしまうと、どうしても業界としての発展が遅れてしまいます。
自らが広告塔となり多くの人に宇宙に関して興味を持たせるといったことを実現した前澤さんは、日本における宇宙業界の発展に間接的に寄与したのではないかと私は思います。
話を戻しますと宇宙ビジネスが今後伸びて来る理由についても触れていきます。
これはデジタル化の促進がその大きな理由の一つではないかと私は考えます。
デジタル化の促進により従来の人工衛星のデータ活用などがさらに発展するとともに、バーチャル宇宙旅行など新たな分野も展開が進むと予測されます。
メタバースで宇宙旅行に行くといった日もそう遠くないかも知れません。
まとめ
今回は個人的な見解で2022年トレンド予測についてお話させて頂きました。
この3つのことからも代表されるように今後ますますデジタルは加速します。
そういった時に新たに社会的な課題として生まれるのがデジタル格差です。
特に日本においては地方過疎化や超高齢化社会が生み出すデジタル格差が今後の社会的な課題となるでしょう。
国や各自治体と企業が上手く連携を取りつつ、シニア世代だけではなく若者世代においてもデジタル格差を生み出さないような社会づくりが急務だと言えます。