継続することで得られる効果
「継続は力なり」良く耳にする言葉ですが、皆様は何か継続出来ていることはありますでしょうか?
世の中には資格取得のための勉強やダイエットなど継続してやらないと結果が出ないことがしばしば存在します。
実はこの継続するという行為ですが最終的に得られる結果の他にも幾つか効果があります。
その一つ目が忍耐力です。
物事を継続していくということは並々ならぬ精神力が必要となります。
継続するということだけで知らず知らずのうちにこの忍耐力が養われます。
そして二つ目が集中力です。
継続する行為を意図的に作り出すことにより、その時間はその行為だけに集中することが出来ます。
最後の一つが発想力です。
これは後程説明する量より質に関わる部分でもありますが、継続する行為の中で人はより良い方法を模索することが出来ます。
それが発想力を鍛えることに繋がります。
以上のような効果を得ることが出来ます。
継続した結果は必ずしも良い結果ばかりとは限りません。
継続したとしても時として悪い結果となることもあると思います。
しかしながら上記に挙げたような結果以外の効果にも期待出来るため、やはり継続することは大事だと言えます。
1万時間の法則は当てはまる?
特定の分野で一流になるには約1万時間の下積みが必要だと提唱した人物がいます。
イギリス出身の元新聞記者であるマルコム・グラッドウェル氏です。
グラッドウェル氏が調査した内容によると、大成した人物は平均すると約1万時間以上も下積みがあったそうです。
実力がある人ほど下積みの時間や練習量が多いという主張です。
一理あるとは思いますが、近年では量の問題ではないとの意見も出て来ています。
効率よく質を高めることが出来ればそれ程の時間を必要としないという意見です。
例えば筋力トレーニングが良い例です。
一昔前までは筋トレは回数を行えば行うほど良いという文化でした。
私も学生時代の部活動では腕立て百回、腹筋百回、スクワット百回といった回数重視の文化でした。
しかしながら近年では回数よりも負荷を重視した方が効果が高いと言われています。
早いスピードで腕立てを何十回も行うより、ゆっくりと負荷を掛けながら何回を行う方が効果が高いことが立証されています。
このように量だけではなく質にこだわることも重要だと言えます。
継続する際は量だけではなく質にも目を向け検証していく必要があります。
継続するコツ
継続する一つ目のコツは目標設定を正しく行うことです。
継続出来ない場合は、この目標設定が正しく設定出来ているかを今一度見直してみてください。
目標設定の失敗例としてよく見られるのは以下のケースです。
- 目標が大きすぎる
- 最終目標だけで途中の目標が設定出来ていない
例えば運動不足なので運動を始めようとした場合に、最初から毎日10km走ろうといった大きな目標設定をいきなりしてしまうと高確率で失敗します。

毎日2kmからにしよう。

ウォーキングからが良いかな?
このように正しい目標設定にするには自分の現状に合った目標設定を行うことが大事です。
そして最終目標だけではなく、途中経過においても都度目標設定をしておいてください。
例えばダイエットで最終目標が半年後に10kg痩せるであれば3ヶ月後には5kg痩せる。
資格取得が最終目標であれば1ヶ月前までに合格率80%、2ヶ月前までには70%まで伸ばすといった具合です。
このように途中においても目標設定をしておくことで現状と照らし合わせ目の前のことに集中できます。
継続する二つ目のコツは記録をとることです。
記録をとることで過去を振り返り反省することが出来ます。
また記録が積み重なってくると、ここまでやって来れたという自信が出て来てモチベーションの維持に繋がります。
継続する三つ目のコツは成功するイメージを膨らませることです。
継続する過程の中で何度も挫折する瞬間があると思います。
そういった時には自身が成功した姿を出来るだけ具体的にイメージしてみてください。
成功するイメージを膨らませていくことで実際に成功する姿に近づけることが出来ます。
こういったイメージトレーニングの有用性は科学的にも証明されています。
纏めておきますと以下の通りです。
- 目標設定を正しく行う
- 記録をとる
- 成功するイメージを膨らませる
まとめ
冒頭でも触れましたとおり、継続した結果は必ずしも良いとは限りません。
一生懸命勉強したが試験に落ちてしまった、ダイエットに励んだが大して痩せなかった・・・など残念ながら自分の意に反した結果に終わることも多々あります。
しかし継続したことによって得ることが出来た忍耐力・集中力・発想力などのスキルは間違いなく身についています。
これが後々の新たな成果を生み出す自分のスキルとなります。
継続することでスキルになり、そのスキルが新たな成果を生み出す。
このサイクルを回すことこそ継続することが大事な本当の理由だと言えます。