なぜ市場価値を高める必要があるのか?
皆様、こんにちは。
今回は自分の市場価値を高める方法について紹介していきます。
まず最初に自分の市場価値とは何のことかを説明します。
ここで言う市場とは転職市場または人材市場のことを指します。
自分のスキルや人間性が上記の市場においてどの程度価値があるのかを示すものが市場価値です。
この市場価値が高ければ高いほど多くの新しい企業とマッチングし、様々な企業で必要不可欠な人材になることが出来るのです。
さてここまでで、
自分は今の会社を退職しないから関係ない。
そう思った人がいるかも知れませんが、残念ながら現代において100%安定と言える仕事はありません。
たまたま直近では上場企業の倒産実績はありませんが、毎年数千件もの一般企業が倒産しています。
また以前にも触れましたが今後AIが急速に発展し、多くの仕事が無くなっていくことが予想されます。
こういった現代の社会情勢や経済状況を考えると誰しもが明日は我が身です。
急に無職になった。
どうしよう・・・
そういった際に困らないように自分の市場価値を高めておくことが大事です。
市場価値の決まり方
市場価値の決まり方は「需要」と「供給」のバランスで決まります。
市場価値は二つの観点から見ることが出来ると私は考えています。
一般的な転職サイトなどに記載されている内容とは解釈が少々異なるかも知れませんので参考までに留めておいてください。
まず一つ目は自らのスキルや経験から見た市場価値です。
これは企業が必要とする実績をはじめスキルや経験などに対し、自らがどの程度のレベルで供給出来るかという目線で見た市場価値です。
幾ら専門性が高く自分にしか出来ないことがあったとしても、多くの企業がそれを求めていなければ意味がありません。
そしてもう一つが職種としての市場価値です。
職種の市場価値とは社会的にどれだけ必要とされているかで変動し求人倍率で判断出来ます。
例えば直近で有効求人倍率が最も高い職業は建築躯体工事(大工、鳶職など)です。
その中でも特に私が注目しているのは寺社仏閣の修繕を行う宮大工の不足です。
現在この宮大工の不足から多くの寺社仏閣の修繕が滞り存続にまで影響する事態となっています。
このように専門性が高く社会からも必要とされる職種は市場価値が高いと言えます。
逆に現在の市場価値が低いと言える職種の代表格が一般事務職です。
特別な資格を必要としない場合が多く、人気な職種のため供給面が上がり過ぎている結果だと考えられます。
なおここでは需要と供給のバランスを加味したあくまでも現状の市場価値が高いか低いかの話ですので、個々の職種に対して優劣をつけているわけではありません。
これは社会的な背景が大きく影響することに加え、時代の流れもありますので今後市場価値が入れ替わる職種も多く存在すると考えられます。
市場価値を高める方法
上記二つの観点から見た市場価値を高める方法のまず第一歩は自己分析をしっかりと行うことから始まります。
自分の人間性はもちろんですが、スキル、実績、経験などを論理的に説明出来るようにしておくことが重要です。
そして次に現在求人倍率の高い市場もしくは自分がやりたい市場で求められるスキルを伸ばしていくことです。
転職する際には①人手不足で就職しやすい業界②自分のやりたい業界のどちらかに分かれると思います。
それぞれで業界が異なりますので企業のニーズも違うはずです。
企業のニーズをしっかりと掴んだうえでスキルを伸ばしていってください。
なおビジネスで求められるスキル(テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル)については前回の記事をご参照ください。
まとめ
自分の市場価値は転職サービスやスカウトを活用することである程度知ることが出来ます。
もちろん現在働いている会社にばれることはありませんので、是非一度試してみることをオススメします。
終身雇用の時代は終わりました。
自身のキャリアップを考え転職することが当たり前の時代が来ています。
お前なんかどこに行っても通用しないよ
こんなことを言う上司がいる会社からはすぐに離れてください。
企業のニーズと自身のスキルさえ合わせることが出来ればどこの会社でも通用します。
その為には今の会社でキャリアプランをしっかりと打ち立て、自身のスキルを伸ばしつつ経験を積んでおきましょう。
「教えたい人」と「学びたい人」のスキルプラットフォーム【MENTA】