正しい名刺交換の仕方

カードケースではなく名刺入れを用意

社会人になると名刺交換の機会が増えます。

 

 

特に営業職の人であれば毎日のように誰かと名刺交換をすることでしょう。

 

 

名刺に関しては現在アプリが普及してきていますが、未だ紙の文化も根強く残っています。

 

 

名刺交換は正しい手順で行わないとビジネスパートナーとしての信頼感を損ねかねません。

 

 

本記事で正しい手順を紹介していきますので参考にして頂けましたら幸いです。

 

 

まず初めに伝えておきたいのが名刺を入れる入れ物に関してです。

 

 

たまにアルミ製のカードケースを名刺入れとして使用している方がいますが、これは正式な名刺入れではありません。

 

シンプルなデザインで革製、そして黒や茶色など落ち着いた色合いのものを用意しましょう。

 

 

カードケースは何故ダメ?

 

 

これは諸説ありますが、会社の顔としての名刺を金属製の物に触れさせると傷がつくイメージがあり心証が悪い。

 

 

また年配の方々から見た時に軽い感じを受けるなどといった理由があります。

 

 

いずれにせよ不快に思われる人が一定数いることからそういった物は避けておいた方が無難と言えます。

 

 

そしてもう一点注意しておきたいのが、十分な枚数を名刺入れに入れておくことです。

 

 

名刺切れはマナー違反とされておりますので、不測の事態にも対応出来るよう多めに名刺を用意しておきましょう。

交換前の準備が大事

ではここから実際の名刺交換についての手順を紹介します。

 

 

今回ケースとして取り上げるのは、商談の約束で応接室で座って待っているシチュエーションとします。

 

 

まず座っている間に名刺をスッと取り出せるようにしておきましょう。

 

 

上着の内ポケットや鞄から出しやすい位置に名刺入れを置いておくのがお勧めです。

 

 

またその際のテクニックなのですが、1枚だけ名刺を名刺入れに挟んでおくことで、もたつくことを防ぐことが出来ます。

 

 

商談のスタートは名刺交換の時から始まっていると言っても過言ではありません。

 

 

不用意にもたついて相手の心証を下げるようにしないことが重要です。

名刺交換の流れ

先方が入室して来たらまず立って挨拶し、自分から名刺交換の動きに入ります。

 

 

ここで注意点なのですが名刺交換は机を挟んですることではありませんので、机を挟まない位置まで移動します。

 

 

もしどうしても机を挟んでしまう場合は一言断りをいれると良いでしょう。

 

 

名刺を渡す際には逆向きにならないように注意してください。

 

 

相手から見て正面になるようにします。

 

 

名刺は両手で文字が隠れないよう端を持ちます。

 

 

持つ位置は自分の胸の前で、相手の胸の前に差し出すイメージです。

 

 

そして名刺入れの上をスライドさせるような形で差し出します。

 

 

  • 名刺を渡すタイミングで会社名と名前を伝える
  • 相手の目を見ながら渡す

次に相手から名刺を受け取る際の注意点です。

 

 

名刺を受け取る際は「頂戴致します。」など一言添えて、名刺入れの上で両手で受け取るようにしましょう。

 

 

もし名前の読み方が分からない場合はこのタイミングで尋ねておいてください。

 

 

後になって名前を間違えてしまうことの方が失礼にあたりますので注意すべきところです。

 

 

以上が一連の流れになります。

 

 

また自分が先に動いたとしても相手が同時に名刺交換を行いたい場合も往々にしてあります。

 

その際は以下の点を追加で押さえておくと良いでしょう。

  • 相手の名刺より下の位置で自分の名刺を差し出す
  • 右手で自分の名刺を差し出しつつ、左手で相手の名刺を受け取る

複数人と名刺交換をする場合

複数人と名刺交換をする場合は役職が高い人や立場の高い人から名刺交換を行います。

 

 

先方の誰が役職が高いか分からない場合は先方が動くのを待ちましょう。

 

 

またこちらが上司と同席している場合は上司から名刺交換をしてもらいます。

 

 

いずれにせよ複数人の時は自分から動かなくとも、皆名刺交換のルールを知っている場合がほとんどなので心配はいりません。

受け取った名刺はすぐにしまわない

受け取った名刺は原則として商談や打ち合わせ中は名刺入れの上に置くようにしましょう。

 

 

すぐにしまうのは貴方には興味ありませんと捉えかねないので注意が必要です。

 

 

また名刺ケースは自分から見て机の左側に置くのが基本ですが、資料などが机の上にある場合もありますので必ずしもその限りではありません。

 

 

商談や打ち合わせの邪魔にならない位置で構いません。

 

 

紙の資料が多い場合や机が狭くどうしても置いておくことが難しい場合は、「失礼ですが名刺をしまわせて頂きます。」と一言添えてしまいましょう。

 

 

複数人と名刺交換をした場合は役職や立場が一番高い人の名刺を名刺入れの上に置きましょう。

 

 

そして他の人の名刺は座席順に机上に置いておくことで名前と顔を一致させることが出来るのでお勧めです。

名刺をしまうタイミングと持ち帰った後

商談や打ち合わせが終わり名刺をしまうタイミングになったら、相手がしまうのを待ちましょう。

 

 

交換は先に、しまうのは後にと覚えておいてください。

 

 

またしまう時には落としたりしないように注意を払ってください。

 

 

名刺を会社へ持ち帰った後は速やかに名刺入れから取り出し、名刺ホルダーなどに移しておきましょう。

 

 

名刺ホルダーに移す時には面談日時やフリガナ、相手の特徴や商談内容など一言名刺に書いておくと印象にも残ります。

まとめ

上記で紹介した一連の流れでの基本的な注意点をまとめておきます。

 

  • 名刺を切らさない
  • 名刺は分身と同じ、大事に扱う
  • 原則として両手で扱う
  • 汚したり折り曲げない
  • 落とさない、紛失しない

 

 

名刺交換は慣れるまでは大変で瞬間的にマナーを忘れてしまうこともあるかと思います。

 

 

そういった時でも落ち着いて最大限相手への配慮を忘れなければ気持ちは伝わります。

 

 

最近では動画サイトなどでも手順が詳しく紹介されておりますので、文章だけではなく動画で事前学習しておくこともお勧めです。

 

 

名刺交換は相手との信頼感を生み出すファーストステップです。

 

 

正しいやり方を実践して相手との良好な関係性を構築していきましょう。

 

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この記事を書いた人

TGP

はじめましてThree-G-Partners(スリージーパートナーズ)ことTGPです。元サラリーマンの視点から現代的な働き方を中心に、様々な情報を発信していきます。また個人事業主様及び中小企業様向けに経営コンサルティングも行っておりますので、ご興味が御座いましたらお問い合わせページよりご連絡ください。
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