磨くべき3つの性質
仕事が出来る人や成功している人にはある共通点が見られます。
それは直感と論理を兼ね揃えた人が多いということです。
これは特に経営者のポジションに近い人ほど顕著に見られます。
なぜならば自分の直感により閃いたアイデアを形にしていくためには論理も求められるからです。
仕事で上を目指していきたい人はこの直感と論理の両方を重視しておいてください。
まず直感に関してですが仕事で新しく何かを生み出していくためには直感が必要不可欠です。
現在会社で行っていないような新しい事業の構築や業務の中で新しい手法を発見する時は自身の直感に委ねた閃きであることが多いと思います。
もちろん他者からの意見や文献をはじめとした様々な情報源はあるかも知れませんが、「こうすればもっと良くなる」という発想の土台は自身の直感によるものでしょう。
また何かを生み出す際だけではなく、重要な選択をする際にも直感を頼りにする人も多いです。
実はこの直感で選択した場合の的中率は非常に高いものとなっています。
例えば将棋で次の一手を指す際に、あれこれ悩んだ末に選択した手より直感で選んだ手の方が正解である場合が多いです。
これは実際にプロ棋士でも同じような傾向があり、長考した場合でも最初に閃いた直感での一手を指す場合が非常に多いそうです。
またイスラエルのとある大学の研究で直感での的中率は90%を超えるとのデータもあることからその信憑性は高いと言えます。
何かを生み出す際、そして何かを選択する際に直感が非常に重要であるということがお分かりかと思います。
しかしながらビジネスにおいて直感だけでは上手くいくことはありません。
成功の裏付けとなる数字を始めとした論理が必要不可欠です。
さしずめ直感は理想、論理は現実と置き換えることが出来るでしょう。
ビジネスを成功させていくためには理想を追い求める直感と現実を見据えた論理の両方が必要です。
そしてこの直感と論理を伸ばす性質が主に3つ存在すると考えられます。
- 感性
- 知性
- 品性
それぞれの性質を磨くことにより結果的に直感と論理の両方を満たすことに繋がっていきます。
非言語的かつ直感的である感性
まず一つ目の磨くべき性質は感性です。
感性とは様々な評価判断に関して無意識に直感的に判断する能力のことを指します。
感性を磨いていくことにより価値観や視野が広がり直感を伸ばすことに繋がっていきます。
具体的に感性を磨く行為としては次のような行為があります。
- 芸術鑑賞
- 読書
- 旅行
- 創作を始める
- 一流の物に触れる
- 感性が豊かな人と交流を持つ
上記のような行為を繰り返すことにより感性は磨かれていきます。
答えのない問いを考え続ける知性
続いては知性です。
知性とは何か?ここで言う知性とは単に知識のことではなく知恵が本質になっています。
知恵に関しての詳細は以前に纏めてありますので以下をご覧ください。
答えのない問いに対して自らの経験をもとに道筋を立てて適切に処理していく能力、それが知性です。
この知恵は知識が土台としてある為、比較的可視化しやすい言葉や数値が多く論理を伸ばすことに向いていると言えます。
また知性を磨くためにはその土台となる知恵を身に着け知恵に転換していくことが必要です。
見た目に表れる品性
そして最後は品性です。
一流と呼ばれ仕事が出来る人は気高く上品であることが多いです。
これは生まれ持った家庭環境や成功して裕福になったから品性が高まるわけではなく、個々で品性を磨く努力をしてきた結果です。
実際に裕福な家庭で育っても品性が低い人は多く存在します。
では何故品性を磨くことが必要なのでしょうか?
それは人は見た目で判断されるからです。
品性は見た目に表れて来ます。
品性が低いと判断された場合、多くの人達は離れていきます。
また逆にこの人は品性が高いと判断された場合、多くの人達が近付いてきます。
そして自分の品性が高いと関わって来る人達の品性も高くなります。
品性が高い人達は何らかの形で成功している人が多く、そういった人達と関わることは自分にとって大きなプラスになります。
この品性を磨くためには見た目に気を付けることやマナーを学ぶといったテクニック面はもちろんですが、一番はマインド面で心に余裕を持つことだと言えます。
心に余裕がある状態であれば見た目をはじめ一つ一つの動作や振る舞い、そして発言に気を付けることが出来ますが余裕がなければそうはいきません。
そしてこの心の余裕こそが直感を鈍らさず、精度の高い論理展開を可能にしていきます。
まとめ
直感と論理を兼ね揃えるには感性・知性・品性を磨いていくことが大切です。
これは人間力の向上にも繋がります。
仕事が出来る人になりビジネスで成功していくためには仕事力と人間力の両方が必要となって来ます。
仕事だけではなく人間的にも魅力に溢れた人を目指していきましょう。